結局、ぜーんぶ合わせていくらかかるんですか?
家を建てるには、どんな費用がかかるんですか?
土地を買って家を建てるとした場合、全部合わせていくらかかるのでしょう?
これは、もっともよくある質問です。
ほとんどの方は家を建てるのは初めてですし、土地の価格と建物本体価格はわかっても、それ以外にどんな費用がどれだけかかるのか、さっぱり見当がつかないのが普通です。しかも、「そもそもトータルの費用がいくらなのかをどこに聞けばよいのかわからない」という方が大勢いらっしゃいます。
ですので今回は、家づくりで必要な費用の”構成要素”についてお話ししたいと思います。個別にいくらかかるのかについては、どんな土地に家を建てるのか、どのような家を建てるのか、あるいは住宅ローンを組むか組まないか、など、様々な要因によって違ってきますので、まずはどんな費用があるのかについて、ご説明したいと思います。
家を建てる費用の構成要素は、次の6つです。
①建物本体価格 ②標準付帯工事費用 ③その他付帯工事費用 ④土地代 ⑤諸費用 ⑥新生活等に必要な費用
このうち、①~③の区分けと呼び方についてはハウスメーカーにより異なります。①~③については飽くまで当社の「らら♪ハウス」の場合です。
費用の内訳について、詳しく教えてください
家を建てるために必要な6つの構成要素の内訳について、簡単にご説明したいと思います。もっと詳しく知りたい方は、それぞれの記事をご参照ください。
【建物本体価格】
文字通り、建物本体の価格です。基礎、材木、外壁、内装、キッチンなどの設備がこれに該当します。給排水については宅内の給排水が対象となります。ですので、例えば道路から水道を引き込んでくる費用などは、ここには含まれません。
【標準付帯工事】
建物本体を建てる際に必ずかかる費用を、当社では標準付帯工事としております。例えば、足場、仮設トイレ、仮設電気、仮設水道などは、建物を建ててしまえば不要になりますが、建物を建てるのに必ず必要となる工事です。どんな費用が標準付帯工事に含まれるのかについては、標準付帯工事の記事をご参照ください。
【その他付帯工事費用】
ケースバイケースでかかる付帯工事費用を、「その他付帯工事費用」としています。オプションで追加した工事の全てがここに含まれます。駐車場やフェンスを作ったり、家の内部では食洗器を追加する、といった費用が該当します。他にも、水道の引き込み、浄化槽の設置なども該当します。
【土地代】
土地を購入して家を建てる場合には、土地代がかかります。どんな土地を買うかによって、その他付帯工事費用と諸費用が違ってきます。このことは諸費用の記事で書きましたが、測量していない土地を買えば測量費がかかり、地目が農地の土地を買えば宅地に変えるための費用がかかります。造成していなければ造成費がかかります。このように、どんな土地を選ぶかはその他の費用の増減要因となります。
【諸費用】
諸費用は、土地、建物以外にかかる費用で、なおかつ引っ越し代など新生活に必要な費用を除いた費用のことです。詳しくは諸費用に関する記事をご参照ください。少し具体例を挙げると、土地を購入する際の仲介手数料や印紙代、住宅ローンの事務手数料、登記費用、火災保険料などです。
【新生活等に必要な費用】
新生活等に必要な費用は、住宅ローンで貸してもらうことができないので、必ず取っておいて下さい。新しい家が建ったのに引っ越し代もなかったり、カーテンも買えない、というのでは悲しすぎます。これ以外にも、例えばこれまでの家を解体して家を建てる場合には、仮住まい費用がかかります、荷物が多い人の場合、荷物置き場を別に借りなくてはならないこともありますので、こうした費用も取っておくようにして下さい。もらえる補助金を調べ、最初は必要最低限のものだけを購入し、補助金が出たら他のものを買いそろえるという方も結構いらっしゃいます。